
在宅勤務の強い味方!多機能PCモニターEW3280Uの魅力を語る。
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web系の企業でディレクターとして働いており、ここ一年半ほどは在宅での仕事がメインになっています。
リモートワークを始めた当初はまともなデスク環境がなかったため、生産性が低かったように思いますが、少しずつ環境を整えた結果、今では職場よりも快適に仕事ができるような状態になりました。
様々な製品を購入した中でも、特にこれは導入してよかったと思っているのがBenQのEW3280UというPCモニター。
下記のような特徴があり、これ一台あればデスク周りがすっきり、作業も捗るという付加価値の高いモニターだからです。
- 高精細で文字が見やすいバランスの取れたモニターサイズ
- USB-Cケーブル一本でPCの給電&出力
- 高音質なスピーカーを内蔵
- 多彩な表示モードを搭載
- 付属リモコンでらくらく設定変更可能
ということで、本記事では在宅勤務で大活躍している「BenQ EW3280U」の魅力を5点紹介していきたいと思います!
BenQ EW3280Uの概要
今回ご紹介するBenQのEW3280U。
さまざまなPC関連の周辺機器を手がけるBenQから発売されているモニターです。
PCモニターとして押さえておきたい基本的なスペックは以下の通り。
画面サイズ | 32インチワイド |
---|---|
解像度 | 4K(3840 × 2160) |
視野角(左右/上下) | 178° / 178° |
パネル | IPS液晶パネル |
リフレッシュレート | 60Hz |
表面加工 | ノングレア(非光沢) |
モニター本体のカラーはメタリックグレー × ブラウン。
スピーカー部分がメタリックなブラウンカラーとなっていて、無垢天板のデスクとの相性がいいです。
モニターは黒一色のありきたりなデザインのものが多いと思うのですが、このちょっとしたアクセントにすごくオリジナリティを感じます。
PCスタンド部分は配線を隠して収納できる構造。3~4本ぐらいのケーブルを通すことができるので、デスク周りのケーブルを綺麗に管理することが可能になっています。
ここからはEW3280Uを使ってみて良いと感じた5つのポイントをじっくり紹介していきます!
ちょうどよい4K32インチのディスプレイ
4Kディスプレイは高精細で美しい映像を見ることができるメリットがある一方で、文字が小さくなってしまい見えづらいというデメリットがあります。
そこでチェック確認しておきたいのが文字の大きさがどれくらい見やすいかの基準になるにdpiの数値。
下記は主要なモニターサイズの解像度ごとの数値をまとめた表になります。
画面サイズ | 解像度 | dpi |
---|---|---|
24 | 1920 × 1080(フルHD) | 92 |
27 | 2560 x 1440(WQHD) | 108 |
27 | 3840 × 2160(4K) | 163 |
32 | 3860 × 2140(4K) | 137 |
43 | 3840 × 2160(4K) | 102 |
僕は普段、MacBook Proで作業することが多いのですが、デフォルトの設定だとdpiは120となっています。
つまり、これと同じぐらいの数字であれば文字が小さすぎると感じることはありません。
その中で27インチ4Kモニターはdpiの数値が163と高い数値。実際、家電量販店でこの規格のモニターをみてみるとは文字が小さすぎる…と感じました。
しかし、32インチまでモニターのサイズをあげるとだいぶ普段見慣れているdpiの数字に近づきます。
モニターを見てみるとやや文字が小さく感じはするものの、これぐらいの大きさなら許容範囲かなというレベルです。
また、32インチの大画面であれば、ウィンドウを2つ並べて情報を見比べながら作業したり、フルウィンドウ一気に大量の情報を取得したりすることができ作業がとても捗ります。
32インチ4Kモニターは画面の美しさ、文字の読みやすさ、情報取得効率のバランスがちょうどよいと感じます。
USB-Cケーブル一本でモニター出力&給電可能
デスク周りはさまざまな機器が集まるので、ケーブルが密集しやすい場所です。
加えてノートパソコンを使用して作業すると、充電用のケーブルや外部モニター用のHDMIケーブルを挿す必要が出てきて、デスク上の見栄えがイマイチな感じに…。
しかし、EW3280UはThunderBolt3に対応しており、USB-Cケーブル一本でデバイス本体への給電と外部モニター出力が行うことが可能です。
たかが一本減ったぐらいではそんなに変わらないのでは?と僕自身最初は思っていたのですが、ケーブルが減った時の気持ちよさは想像以上でした。
煩雑になりがちな配線周りがシンプルになる爽快感はたまりません。
さらにノートパソコンを外出使用し、自宅に帰った時もケーブル一本挿せば作業の準備が完了するのもとても快適。
こんな感じで、一本ケーブルを接続するだけで2役こなせることのメリットは非常に大きいと思います。
給電の出力数は60W。
16インチほどの大型ノートパソコンになるとちょっとパワー不足ですが、小型~中型サイズのノートPCまで十分な出力で給電がすることができます。
参考までにMacBookの各インチごとの必要出力をまとめると以下の通り。
モデル | 必要出力 |
---|---|
MacBook Air 13 | 30W |
MacBook Pro 13 | 61W |
MacBook Pro 16 | 96W |
僕はMacBook Pro 13インチを利用していて、必要出力数は1W足らないのですが、この程度の差であれば問題なく充電することができました。
最近発売されている外部ディスプレイにはThunderBolt3対応の製品が多くあります。
今後ノートPC用の外部モニターを購入する場合は、EW3280Uに限らず、ThunderBolt3対応の製品かどうかチェックするのがおすすめです。
高音質なスピーカー(treVoloスピーカー搭載)
外部モニターのスピーカーって正直あまり音質に期待することって少ないんじゃないかと思います。
音質にこだわる方は別途スピーカーを用意する場合も多いはず。
しかし、EW3280Uモニター正面に出力2Wのステレオスピーカー、そして背面に出力5Wのサブウーファーと本格的なスピーカーを搭載しています。
実際こちらのモニターで映画を鑑賞してみると、ノートPCから音を出したときとは明らかに迫力が違いました。
特に背面のサブウーファーから流れる低音が音に厚みを持してくれているのが好印象です。
外付けスピーカーなしでもいい音が出せるようになるとデスク上に置くものも減らすことができるので、高音質なスピーカーを内蔵しているのはすごく大きなメリットだと思います。
ただし、壁に面してPCモニターを設置する場合はあまり大きな音を出すとお隣さんに迷惑をかけてしまう可能性もあるので注意が必要です。
多彩な表示モード
EW3280Uは利用シーンに応じて快適にモニターを眺めることができるよう、多彩な表示モードを用意してくれています。
これが結構実用的で便利。特にお気に入りのモードを2つ紹介します。
ブルーライト軽減モード
EW3280Uには5段階のブルーライト軽減するモードが搭載されています。
このモードをONにすると画面から発せられる光の刺激が少なくなり、目が楽になります。Kindle端末に搭載されている電子ペーパーディスプレイに近い感覚です。
下記は通常の表示と5段階のうち一番強力にブルーライトをカットした表示を見比べた写真。
通常の表示▼
ePaperモード▼
夜寝る前にブルーライトを浴びると睡眠の妨げになるとも言われているので、僕は夜にパソコンを使って作業する場合はこのモードをなるべくONにするようにしています。
写真や動画編集など色味を扱う場合以外は目に負担をかけないようなるべく積極的に使っていきたいモードです。
HDRiモード
主にEW3280Uは仕事用のモニターとして使っているのですが、仕事終わりのアフターファイブにはこのモニターで動画鑑賞をすることもあります。
そんな時に活躍してくれるのがHDRiモード。
こちらのモードは映像の白飛び・黒つぶれを軽減し、よりリアルな映像を楽しむことができるようになるモードです。
下記は通常の表示とHDRiモードでの表示の違いを見比べた写真。
通常の表示▼
HDRiモード▼
写真だとわかりづらいかもしれないですが、実際に見てみると映像の鮮明さが引き立つのが体感できます。
僕がよくみるSF映画は明暗さが激しいシーンが多いので、この機能を使って迫力のある映像を楽しんでいます。
専用リモコンが便利!
EW3280Uはパソコンモニターには珍しくリモコンが付属しており、下記のような設定をワンタッチで操作することができます。
- 電源ON / OFF
- HDRiモードの切り替え
- ブルーライト軽減モードの切り替え
- 音声シナリオの切り替え
- 入力先の切り替え(HDMI1 or HDMI2 or USB-Cなど)
- 音量の調整
上記でも紹介した通り、EW3280Uは多彩な表示モードを搭載していることもあり、利用シーンに応じて設定をいじることが多いのですが、その際にこのリモコンが重宝します。
パソコンモニターから直接設定を変更しようとした場合、複数階層進んで表示モードに辿り着かないといけないのですが、リモコンを使うとすぐに表示モード変更へアクセスすることができるからです。
これまで触ってきたPCモニターにも多彩な表示モードを用意してくれているモニターはいくつもありましたが、設定の手間が面倒くさくて、結局触る機会は少なかったです。
ですが、直感的な設定変更が可能なリモコン付きEW3280Uであれば、便利な表示モードを積極的に使い続けることができるなと思います。
スタンドの高さ調整をできないのが唯一の欠点
ここまでEW3280Uの素晴らしい点を5点ほど紹介してきましたが、どんな製品にもデメリットになる部分が存在します。
僕がこのモニターに対して感じた唯一の欠点はスタンドの高さ調整ができないという点。
EW3280Uのスタンドは首を上下に振ることはできるのですが、高さ調整には対応していません。
僕は身長が180cm近くいこともあり、モニターの高さがもう一つという風に感じました。
そこそこ重みのあるモニターなので安定して立たせるためにある程度スタンドの可動域を制限しているということだと思います。
これがより柔軟に調整できるようになるとさらに使い勝手がよくなりそう。
首の角度を調整することである程度の見やすさはカバーできますが、どうしても高さが物足りない場合は、下記どちらかの手段を導入するのがおすすめです。
- モニターアーム購入(vesa規格対応、対荷重8kg以上の製品)
- モニター台の購入
僕はモニターアームの導入にトライしてみましたが、対荷重8kg以上の製品であっても設置した時に若干モニターが下を向いてしまい安定性に不安が残ったので却下しました。
安心して高さ調整をするならモニター台を導入する方がよいかも知れません。
まとめ
在宅勤務時のモニターとして愛用している、EW3280Uについて紹介してきました。
4K32インチモニターは文字の見やすさ、情報取得効率の高さ、映像の美しさの3点のバランスが取れているので仕事がとても捗ります。
また、USB-Cケーブルを一本ノートPCに接続するだけで、本体の給電とディスプレイ表示が可能なので、外部モニター利用時のケーブルの数を減らすことができ、デスクの上がすっきり。
さらに、高音質のスピーカーやHDRiモードがあるのでコンテンツ視聴やゲームを楽しむのにもうってつけ。
便利な機能がぎゅっと凝縮されたPCモニターなので、デスク環境に取り入れて本当によかったです。
幅広いシーンで活躍してくれるモニターなので、割と幅広い層の方におすすめできますが、特に下記のような方にすごく合うモニターだと思います。
- ノートパソコンをメイン機としており、自宅や外出先などさまざまな場所で作業する方
- デスクの上に置くものはなるべくミニマムな状態にしたい方
- パソコンモニターで映画鑑賞をする機会がある方
まだしばらく続きそうな在宅勤務、このモニターを使って乗り切っていきたいと思います!
※この記事は2021年11月時点の各社公式発表情報を元に作成しています。商品や金額が異なっている場合もございますのでご了承ください。
※また本記事に掲載の感想は、個人の感想です。