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Lenovoノートパソコンで一番驚いた機種

公開:2021年12月15日 更新:2021年12月15日
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2018年にmacからLenovoに乗り換えた後、「こんなに安いのにハイスペックなの?」と驚き、今では毎月のようにLenovo製品を購入しています。この記事では、「かなり驚いたコスパ抜群ノートパソコン」をご紹介します。

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パソコンガイドの中の人
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パソコン関連のレビューをしており、ブログ「パソコンガイド」を運営中。多くのパソコンを購入して、長期間使用したレビューを執筆しています。特にLenovo製品のコスパの高さに驚き、2018年にmacからLenovoに乗り換え、プライベートで使う機種はLenovo一筋。

いろいろな会社から多くのパソコンが販売されていますが、その中でも世界販売台数1位はLenovoで、さすが世界No.1(※1)というだけあって種類がかなり豊富なんです。筆者は2018年にmacからLenovoに乗り換えた後、「こんなに安いのにハイスペックなの?」と驚き、今では毎月のようにLenovo製品を購入しています。

その中で筆者が「かなり驚いたコスパ抜群ノートパソコン」をご紹介します

※記事内で紹介している性能はスペックや回線状況などにより変わるので、参考値としてみてください。
※1 参考:Gartner Says Worldwide PC Shipments Grew 10.7% in Fourth Quarter of 2020 and 4.8% for the Year|Gartner

Lenovoノートパソコンの特徴

この表は2020年と2019年のノートパソコン世界販売台数とシェア数で、Lenovoは2019年度も2020年度も世界シェアNo.1になりました。シェア率は24.9%なので、ノートパソコンの4台に1台はLenovo製と言うことです。すごいですね。

※引用:Gartner Says Worldwide PC Shipments Grew 10.7% in Fourth Quarter of 2020 and 4.8% for the Year|Gartner

また、日経クロステック/日経コンピュータの顧客満足度調査では、ノートパソコン部門でLenovoは1位になりました。やはり、顧客満足度が高いので、売れるんでしょうね。

※引用:NECとリコーがSI関連部門の首位を独占、「顧客満足度調査2021-2022」結果発表|日経XTech

各ブランドの特徴

Lenovoにはいくつかのノートパソコンブランドがあり、それぞれに合った用途があります。

ThinkPad ビジネスモデル
ThinkBook おしゃれなビジネスモデル
IdeaPad 普段使い用
Lenovo 低価格ビジネスモデル
Legion ゲーミングPC

筆者はIdeaPadを最初に使い始め、その後ほかの機種も気になったのでいろいろ試していく中、現在自宅では(ケーブル外すのがが面倒なので)数機種を部屋ごとに分けて使っています。

<自室のデスク>

やはり性能が高いのはThinkPadで、その次にThinkBook、そしてIdeaPadとなります。また、どこの会社でも同じですが、高いお金を払えば当然ハイスペックな機種になります。

例えば、30万円払って高いスペックのパソコンが来ても驚かないですよね? だって、30万も払っているんだから「高性能機種が来て当たり前」です。なので、言い方が悪いですが、ThinkPadやThinkBookじゃ驚く機種って少ないんですよね。

IdeaPadは普段使い用ノートパソコンとして人気が高く、種類も豊富で、2021年10月現在53種類のモデルが販売されています。

筆者はレビューをするのでほとんどの機種に触っていますが、この中で一番驚いた機種があるんです。

ちなみにLenovoノートパソコンのモデルは、特殊なシリーズやChromebookを除き下記の様なモデルがあり、上から下になるにつれて低価格モデルになります。

  • ThinkPad Xシリーズ
  • ThinkPad Pシリーズ
  • ThinkPad Tシリーズ
  • ThinkPad Lシリーズ
  • ThinkPad Eシリーズ/ThinkBook
  • Yoga
  • IdeaPad Slim 5シリーズ
  • IdeaPad Slim 3シリーズ/Lenovo
  • IdeaPad Slim 1シリーズ

筆者が今までで一番驚いた機種は下から2番目のIdeaPad Slim 3シリーズの、IdeaPad Slim 360 17なんです。これのどこが低価格モデル?って思うくらい高品質です。

Lenovo IdeaPad Slim 360 17の特徴

プロセッサー AMD Ryzen 5 5500U
AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 最大8GB
ストレージ SSD 最大512GB
ディスプレイ 17.3インチ FHD IPS液晶 非光沢 sRGB
100%相当
グラフィックス AMD Radeonグラフィックス
無線 WiFi5、Bluetooth v5.0
寸法(横×奥行×高さ) 399 × 274 × 19.9mm
重さ 2.2㎏
価格 6万円台~

先ほど紹介したように、面倒くさがりなので場所によっていろいろなパソコンを使っているのですが、リビングや庭で使用するときには大画面のIdeaPad Slim 360 17インチを使用しています。

ここ最近、クラウドサービスを使っている人も多いと思いますが、筆者も同じくほとんどのデータはonedriveで共有しています。なので、作業を途中でやめて、別のパソコンを開いてもそこから続きができるのでシームレスですよね。

IdeaPad 360はとにかく画面が大きいので、デュアルモニターじゃなくても作業がしやすいんですよね(USB-Cはあるけど映像出力機能がないので、外出先じゃデュアルモニターができないという事実もありますが)。

<Fusion 360でコップのデザインをしているところ>

メモリを増設したら簡単な3DCADも使えるほどなので、例えば公園のベンチに座ってOffラインで作業をしたりなんて言うリフレッシュもできます。

ただし、17型なので持ち運びには不向きで、基本的に据え置き用のパソコンですが、外出先でも大画面が必要な人にも使いやすいです。

もちろん、HDMIがあるので、外部モニターにつないで大画面2つで作業もできます。

すごいところその1・プロセッサーが超高性能

パソコンの頭脳であるプロセッサーは最新のRyzen 5000シリーズが搭載で、超高性能のRyzen 5かRyzen 7が選べます。

筆者購入機種はこちら、Ryzen 7 5700Uです。

普段使い用途だとスコア5000前後、ビジネス用途だと7000以上が目安ですが、プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアを「Passmark SoftwareのPerformanceTest」で計測した結果、本機種搭載のプロセッサーRyzen 7 5700Uは1万6129とビジネス用途の目安スコアの倍近い性能なんです。

2019年ごろにはスコアが7000あったら「ハイスペック」と呼んでいたのですが、遠い過去のような気がしますね…。

本機種はCPU内蔵グラフィックスの性能も高く、筆者はPhotoshopやLightroomも使っています。グラフィックボード無しの動きとしては全然問題なく、編集・書き出しもサクサクです。

同じくPerformanceTestの3Dグラフィック性能を計るVideo Card BenchMarksで計測した結果、Ryzen 7 5700Uは2368とハイスコアでした。

青のグラフはインテル製CPUのグラフィック性能で、インテルの最新グラフィックIris Xeには負けますが、どちらも2000オーバーと高い性能になっています。

グラフィック性能が高いので、画像編集やCADなどのクリエイター向けアプリケーションも使いやすいんです。

すごいところその2・ディスプレイが高品質

ディスプレイはフルHD IPS液晶で光沢なしと、ここまで聞くと標準クラスのスペックかなと思いますが、なんと色域がNTSC 72%(i1 Display Proで計測結果は、sRGB比100.7%、sRGBカバー率90.6%)で輝度は実測306nitなんです!!

これって、画像編集をするクリエイター向けの色域に近く、色域が広いとより多くの色を描写でき、ディスプレイに映し出される色が鮮やかなんです。

標準的なノートパソコンの色域はNTSC 45%になので、本機種の60%ほどの色が表現できるくらいですね。

ここで、上位モデルのIdeaPad Slim 550i(NTSC 45%(sRGB比 61.7%))と、本機種(sRGB比 100.7%)、そしてThinkbook 13s Gen 2(sRGB比 103.3%)を比較してみます。

左がIdeaPad Slim 550i、真ん中がThinkbook、右が本機種ですが、3つのディスプレイの色合いが全然違いますね。Thinkbookは13万円ほどしたのでちょっと別格ですが、本機種は6万円台からと比較的安いのに、Thinkbookに近い色域を持っています。Slim 550iと比べると、顕著に違いが判ると思います。

「画像編集なんてしないから関係ないよ」

って思った方もいると思いますが、広い色域のディスプレイで見る映画はより迫力があるし、自分で撮った写真は単純に「わぁ、きれいだ」って思います。また、皆さんが見ているこのWebサイトの色も、微妙に違いますよ。

ディスプレイは17.3型の大画面なので、大きくて見やすいんです。外付けモニターを持っていない場合でも、これ1つで十分作業ができます。

ちなみに、どれだけ画面が大きいかと言うと、こんな感じです。

後ろのモニターは28インチで、左から本機種17.3インチ、15.6インチ、14インチ、13.3インチになります。全然大きさが違うでしょ? しかも、低価格モデルは輝度が250nitのものが多いですが、本機は上位モデル並みの300nit以上ありました。

通販サイトで17型(ほとんどないですが)モニターで検索すると、17~21型サイズのモニターが表示され、1万円や2万円ほどのモニターは運良くてFHD IPS液晶ですが、HD TN液晶やFHDでもTN液晶なども多いですよね。色域がNTSC 72%(もしくはsRGB 100%)で、輝度が300nitを超えるモニターなんてほとんどありませんよね。

本機種はディスプレイだけでも、かなりのお金がかかっている品質です。

これが低価格モデルに搭載されているなんて…、すごいですよね。

すごいところその3・メモリがデュアルチャンネル

パソコンのメモリは1枚でも動作しますが、基本は二枚一組で搭載する方がメモリの処理速度が上がるんですね。また、二枚一組のメモリはグラフィック性能も上がるので、パソコンの性能を最大限生かすにはデュアルチャンネルメモリが一番なんです。

Lenovoでは、14型以上のThinkPadやThinkbookの多くはデュアルチャンネルメモリを採用していますが、IdeaPadではほぼオンボードメモリ(メモリ1枚で交換ができない)なんです。なので、どうしてもThinkPadなどのビジネスモデルの方がIdeaPadよりも高性能になるんですね。

でも、何ででしょう? 一番低価格モデルのSlim 3シリーズでデュアルチャンネルメモリなのは?

すごいところその4・カスタマイズも可能

Lenovoは以前、多くのモデルでカスタマイズができたのですが、2020年ごろからメモリがオンボードのみで、ストレージも1つと言ったカスタマイズできない機種が増えてきました。

例えば、旧モデルのIdeaPad Slim S540はメモリの増設などできましたが、後継機種のIdeaPad Slim 550iはオンボードに、その後継機種のSlim 560iもオンボードになったんですね。

でも、下位モデルである本機種は、なんとメモリもHDDも増設が可能なんです!

カスタマイズを自分でする人は少ないかもしれませんが、これができると安くスペックを上げることができるんです。なので、カスタマイザーは必ず拡張性を確認して購入します。そんな人にもおすすめですよ。

もちろん、低価格にはワケがある…

今まで「低価格モデルなのにこんなに凄い!」と絶賛してきましたが、当然、低価格でこれだけの品質のパソコンを提供できるように、コストを抑えるために削っている機能やパーツがあります。

  • 筐体は樹脂素材
  • キーボードにバックライトがない
  • シーケンシャル速度が他機種に比べ遅い
  • USB-CにDisplay Port出力機能がない
  • 指紋センサーなどの生体認証がない

キーボードにバックライトなしと言うのは、ここ最近よく見るので気にならない人も多いと思いますが、低価格にするために「ちょっとした便利さや快適さ」が抑えられているんです。

特に、指紋センサーや顔認証はあった方が便利ですよね。

樹脂素材

高価格モデルもしくはIdeaPad Slim 5シリーズは、筐体にアルミニウム(もしくはアルミニウム+樹脂)が使用されていますが、本機種は全て樹脂になります。

<アルミニウムの天板(前)と樹脂の天板(後ろ)>

天板やキーボード面は樹脂とは思えない触り心地ですが、底面カバーは触ってすぐに樹脂と分かる、安っぽい素材です。

<キーボード面は見た目じゃ分かりにくいが、アルミニウム素材はひんやりして頑丈そうな手触り(左・アルミニウム/右・樹脂)>

<底面カバーは一目で違いが分かる>

モバイルモニターが使えない

17.3型の大画面なので2画面分割をして作業もしやすいですが、モバイルモニターを使って作業ができないので、ちょっとマイナスポイントですね。

<モバイルモニターを接続しても映像が出力されない>

外出先でも自宅の様にがっつり作業をしたい人には、使いにくいと思います。

シーケンシャル速度が遅い

シーケンシャルリードの速度を筆者の手元にある他のLenovoノートパソコンと比べたのですが、下から2番目の速度でした。

体感できるほど大きなデータを扱うこともないかもしれませんが、頻繁に数百GBクラスのデータをやり取りするのであれば、時間がかかると感じるかもしれません。

Lenovoノートパソコンで一番驚いた機種|まとめ

低価格モデルでここまで性能が高く、ディスプレイも広色域で、メモリやストレージの増設も可能と、かなり使い勝手が高いです。

画面が17.3インチと大きいので細かい作業もしやすいし、迫力ある映像も楽しめます。

実際に数か月使ってみて、こういった使い方にIdeaPad Slim 360 17は合うと思います。

  • 大きな画面で作業をしたい
  • 趣味で画像・動画編集をしたい
  • Web販売する画像を編集したい
  • 動画視聴
  • Web閲覧
  • オンラインショッピング
  • Excelで経理事務
  • 2画面分割で使いたい
  • 自分でカスタマイズして性能を上げたい

逆に、こういった人には合いません。

  • 指紋センサー付きでサクッとサインインしたい
  • 持ち運びが多い/外出先で使うことが多い
  • 大きなデータを頻繁にやり取りする

デメリットが気にならない人には、すごくおすすめですよ。

※この記事は2021年11月時点の各社公式発表情報を元に作成しています。商品や金額が異なっている場合もございますのでご了承ください。
※また本記事に掲載の感想は、個人の感想です。

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