ウォーターサーバーとは?専門家が教える初心者向けの選び方

2022年1月18日
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この記事ではウォーターサーバーを初めて利用する人向けに、水の種類、費用、デザイン・機能の違いについて解説します。これを読めば自分にぴったりなウォーターサーバーがわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。

ウォーターサーバーとは?

ウォーターサーバーとは、専用の機器をセットすることで冷水や熱湯を好きなときに使えるようになる製品です。

水の入ったボトルを宅配してもらう「宅配水ウォーターサーバー」のほか、最近は家庭の水道水を利用した「水道水ウォーターサーバー」も人気があります。

ウォーターサーバーの種類

ウォーターサーバーが必要な例

ではどんな場合にウォーターサーバーがあるといいのでしょうか。家庭とオフィスシーンに分けて解説します。

家庭でウォーターサーバーが必要となるケース

家庭では、以下のような場合にウォーターサーバーがあるととても便利です。

【家庭にウォーターサーバーがあると便利なケース】

  • いつでもおいしい水が飲みたい
  • 水を買って運ぶのが重くて大変
  • 料理に使う水にこだわりたい
  • 赤ちゃんのミルクを手軽に作りたい
  • 災害に備えたい

家庭でのウォーターサーバーの活用シーンはさまざまです。すでに水分補給の習慣がある人なら、好きなときにおいしい水が飲めて便利ですし、これまでペットボトルをスーパーなどで購入していた人ならば、水を運ぶ労力からも解放されるでしょう。

赤ちゃんがミルクを飲む家庭では、お湯がすぐに出せるメリットを活かしやすいですし、宅配水ウォーターサーバーなら水をストックできるので備蓄用としても重宝します。

ウォーターサーバーは絶対に必要というものではないかもしれませんが、あれば暮らしを便利に豊かにしてくれることは間違いありません。

家庭でのウォーターサーバー活用シーン

オフィスでウォーターサーバーが必要となるケース

オフィスでは以下のようなケースで、ウォーターサーバーがあると便利です。

【オフィスにウォーターサーバーがあると便利なケース】

  • コーヒーやお茶を飲む人が多い
  • 飲料コストを削減したい
  • 来客対応をスムーズに行いたい
  • 従業員の健康をサポートしたい

お湯がすぐに使えるので、社員がお茶やコーヒーを飲む場合や来客対応の際にも活用できます。また良質な水をいつでも飲める環境が作れるので水分補給の習慣もつきやすく、従業員の健康をサポートすることにもつながります。

ウォーターサーバー導入のメリット・デメリット

メリット・デメリット

一般家庭でも利用者が増えているウォーターサーバーですが、メリットだけではなくデメリットもあります。契約してから後悔しないように、デメリットについてもしっかり把握しておくことが大切です。

ウォーターサーバーを導入するメリット

ウォーターサーバーには「おいしい水が飲める」ことのほかにも、さまざまなメリットがあります。

メリット

  • 冷水温水がすぐ使える
  • 安全でおいしい水が飲める
  • ペットボトルで水を買う必要がなくなる
  • ミネラルが摂取できる
  • 水分補給が習慣化する
  • 料理や美容にも活用できる
  • 災害備蓄用の水としても使える

ウォーターサーバーの主なデメリットは4つ

反対にウォーターサーバーのデメリットは次のようなものがあげられます。

デメリット

  • ランニングコストがかかる
  • ウォーターサーバーの設置スペースを確保する必要がある
  • 交換・補充の手間がかかる
  • メンテナンスが面倒

ウォーターサーバーは月々のレンタル料や水代などのランニングコストがかかります。ただし、水代は水道水を利用するウォーターサーバーなら安く済ませられますし、省エネ性能の高いウォーターサーバーなら電気代もある程度抑えることが可能です。

また設置スペースの問題は、幅がスリムな機種やコンパクトな卓上型を選ぶことで解消できるかもしれません。

ウォーターサーバーと浄水器の違いは?

浄水器は蛇口や水回りに設置して、水道水に含まれる不純物やカルキ臭の原因となる塩素をフィルターで除去することで、水道水をよりきれいで安全な水にするものです。導入のハードルは低いですが、一部の機種を除いて35℃以上のお湯を通せないなどの制約があります。

ウォーターサーバーの場合は、きれいで安全な水を熱湯や冷水として使いたいときに使えます。どちらも安全でおいしい水という点では同じですが、利便性ではウォーターサーバーに軍配が上がります。また、天然水を利用したウォーターサーバーなら、浄水器でろ過した水道水よりも、より味わいのある水が飲めるでしょう。

ウォーターサーバー選びのポイントは?

ウォーターサーバーのメリットを理解したところで、ここからは自分のニーズにぴったり合うウォーターサーバーを選ぶためのポイントを、以下の3つに分けて解説していきます。

  • 水の種類
  • 費用(コスト)
  • デザイン・機能

ポイント① 水の種類

まず1つ目のポイントは水の種類です。水の専門家であるアクアソムリエ・山中亜希さんに、ウォーターサーバーの水の種類について、比較のポイントをチェックしてもらいました。

山中亜希さん アクアソムリエ
2004年、イタリアにてアクアソムリエの資格を取得。2008年より、アクアソムリエを養成する専門スクール「AQUADEMIA」を開校、校長に就任。ミネラルウォーターの正しい知識・情報の普及のために、セミナーや講演活動などを行っている。

ウォーターサーバーで使われている水は、大きく分けて「天然水」「RO(アールオー)水」「水道水」の3種類です。

ウォーターサーバーの水の種類は大きく分けて3種類

記事の冒頭で、ウォーターサーバーには「宅配水ウォーターサーバー」と「水道水ウォーターサーバー」があるとお伝えしましたが、宅配水ウォーターサーバーは水の種類が「天然水」と「RO水」に分けられます。

ウォーターサーバーの種類水の種類
宅配水ウォーターサーバー
天然水
RO水
水道水ウォーターサーバー水道水を原水として使用

ここからはそれぞれの水の特徴や製造過程の違い、含まれるミネラルの違いについて見ていきましょう。

・天然水

天然水は、特定の水源から採水された地下水や湧水を原水としたもので、ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理を行っていない水です。ナチュラルミネラルウォーター、またはナチュラルウォーターとも呼ばれています。

比較ポイント 天然水は「加熱処理」と「非加熱処理」に分かれる

天然水は、その製造過程で加熱殺菌を行うかどうかで違いがあります。どちらも天然のミネラルが含まれている点では変わりませんが、水に溶け込んでいる酸素(溶存酸素)は加熱すると失われてしまうといわれています。

【天然水の処理方式の違い】

処理方式特徴メーカー
加熱処理
・数ある殺菌方法の中でも殺菌効果が最も高い
・非加熱処理に比べてコストが安い場合がある
・フレシャス
・コスモウォーター
・うるのん
・ワンウェイウォーター
・富士の湧水
非加熱処理
・水の溶存酸素が減少しにくいといわれ、味がまろやかに感じる
・加熱処理に比べ、コストが高い場合がある
・プレミアムウォーター
・信濃湧水
・ウォーターワン
・リセットタイム
比較ポイント 天然水には多様なミネラルが含まれる

天然水には数値には表れにくい微量ミネラルも含まれ、採水地によってはバナジウムやシリカといったミネラルが多めに含まれるものもあります。これらのミネラルは水の味の要素にもなるため、水の味にこだわりたい人は天然水を選び、採水地がどこなのか確認して選びましょう。

ミズラボで扱っているメーカーの天然水も、それぞれで含有ミネラルに違いはありますが、どの水も日本人の口に合う、飲みやすい軟水です。

・RO水

天然水や水道水などを、「逆浸透(Reverse Osmosis)膜」という超微細フィルターでろ過した水です。ミネラルも不純物として除去され、水分子以外ほとんど含まれない水になるため「純水(ピュアウォーター)」とも呼ばれています。

比較ポイント RO水は「ミネラル添加の有無」で分かれる

RO水はろ過の過程で水分子以外ほとんど含まれないピュアウォーターとなりますが、メーカーによってはろ過後にバランス良くミネラルを添加しているところもあるため、ミネラルの有無に違いがあります。

【RO水のミネラル添加の有無】

ミネラル添加特徴メーカー
あり
・4大ミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム)をバランス良く含有
・味は天然水に近いという声もある
・アクアクララ
・クリクラ
・ワンウェイウォーター
なし
・水分子以外ほぼ含まないピュアウォーター
・硬度は1mg/L未満
・味は無味無臭
・アルピナウォーター
・ピュアハワイアンウォーター
比較ポイント ミネラルの有無で味も異なる

ピュアウォーターの味は「無味無臭」といわれますが、ミネラルを添加しているアクアクララやクリクラなどの水は、天然水に近い味わいと感じる人もいます。ただし、天然水に含まれる微量ミネラルは添加していないため、水の味にこだわりがある人は味わいに物足りなさを感じるかもしれません。

【天然水とRO水の違い】

天然水とRO水の違い

・水道水

水道水は、ダムや河川の地表水などを原水とし、各地の浄水処理場でろ過・塩素消毒され、水道管で各家庭へ運ばれます。水道水ウォーターサーバーは別名「浄水型ウォーターサーバー」とも呼ばれ、水道水を本体内に搭載されたフィルターで塩素などの不純物をろ過し、水道水を浄水に変えるウォーターサーバーです。

比較ポイント 水道水ウォーターサーバーは「フィルターの違い」で分けられる

水道水ウォーターサーバーは本体内のフィルターで水道水を浄水しますが、そのフィルターがROフィルターかROフィルター以外かで2つに分かれます。

【水道水ウォーターサーバーのフィルターの違い】

フィルター特徴メーカー
ROフィルター
・ミネラルもほとんど残らないピュアウォーターを生成
・硬度は1mg/L未満
・味は無味無臭
・ウォータースタンド(プレミアムシリーズ)
ROフィルター以外
・ミネラルは残しつつ、塩素などの有害物質を除去
・ミネラルの含有量は、元の水道水の水質に左右される
・ウォータースタンド(ナノシリーズ)
・キララウォーター
・エブリィフレシャス
・ハミングウォーター
比較ポイント フィルターの差で味は異なる

ROフィルターを搭載した水道水ウォーターサーバーで作られる水の性質は、先ほど説明したRO水と同様です。水分子以外はほとんど含まれないピュアウォーターとなり、味も無味無臭になります。

ROフィルター以外でろ過された水の場合、元の水道水に含まれているミネラルは残ります。ミネラル含有量は元の水道水の水質に左右されますが、日本の水道水は軟水がほとんどなので、飲みづらいということはまずないでしょう。

山中亜希さん (アクアソムリエ)
ウォーターサーバーを選ぶ際は、利便性や費用だけでなく、ぜひ「水の種類」にも目を向けていただきたいと思います。水自体の味だけでなく、飲料や料理に使うのであれば、その味や仕上がりにも影響します。毎日飲む水、使う水として、どういう質の水を求めるのかを明確にすることが大事です。

ポイント② 費用(コスト)

ウォーターサーバー選びの2つ目のポイントは費用です。水代やウォーターサーバーのレンタル料のほか、水の配送料や電気代などさまざまな費用があります。メーカーごとに料金システムが大きく異なるため、初めての利用者にとってはとてもわかりにくい項目です。

そこで「家電選びのプロ」である家電コンサルタントの大岩俊之さんに、ウォーターサーバーの費用を比較する際に大切なポイントをチェックしてもらいました。

大岩俊之さん 家電コンサルタント
家電の購入や賢い買い方のアドバイスを得意とする、理系出身の家電コンサルタント。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)保有。「家電の達人」として全国放送や東海地区のテレビに出演しているほか、家電製品アドバイザー資格試験の講師も務める。

費用を比較する際に大切なのは、まず利用イメージをしっかりとシミュレーションすることです。そのうえで、水代やレンタル料などのコストがトータルでいくらかかるのか計算し、比較しましょう。

ウォーターサーバーの主な月額費用は水代、ウォーターサーバーのレンタル料、電気代の3つ。この3つ以外にも、送料やメンテナンス費用などがかかってくるケースもありますが、まずはこの3つの費用を押さえて考えていくといいでしょう。

【主な月額費用】

主な月額費用は水代 ウォーターサーバーレンタル料 電気代

・水代

水代は、水道水 < RO水 < 天然水という順で高くなっていく傾向にあります。

【水の種類別 水代の目安】

水の種類12Lの料金24Lの料金48Lの料金
水道水約3円約6円約12円
RO水約1,100~2,300円約2,200~4,600円約4,500~9,300円
天然水約1,600~2,500円約3,300~5,100円約6,600~10,200円

※ミズラボ編集部調べ。水道水は東京都の水道料金(1Lあたり0.24円)を元に算出

天然水やRO水を使用する宅配水ウォーターサーバーでは、水の使用量が増えると右肩上がりで料金が増えていきますが、水道水ウォーターサーバーの場合は水の使用量が増えてもあまり変わらないため、ほぼ一定の料金で利用可能です。

水の使用量で変わる水代のグラフ。宅配水ウォーターサーバーは右肩上がり、水道水ウォーターサーバーはほぼ一定

・ウォーターサーバーのレンタル料

宅配水のウォーターサーバーは、一部メーカーで購入プランも用意されていますが、レンタルが基本です。ウォーターサーバーを無料または低料金でレンタルしてもらい、ウォーターサーバーの費用は水代に上乗せして回収するビジネスモデルを多くのメーカーが採用していると考えられます。

同じメーカー内でも、スタンダードタイプは0円、高機能タイプは1,000円など、ウォーターサーバーの機能やデザイン性によってレンタル料を変えているケースもあるので、よく確認するようにしましょう。

水道水ウォーターサーバーの場合、水代に上乗せすることができないため、宅配水ウォーターサーバーよりもレンタル料金が高くなります。

【レンタル料の月額料金相場】

ウォーターサーバーの種類レンタル料の目安
宅配水ウォーターサーバー0~2,000円程度
水道水ウォーターサーバー2,000~8,000円程度

・電気代

ウォーターサーバーは電化製品なので、当然電気代もかかります。電気代は省エネ性能や節電モード搭載の有無で変わり、省エネ機能のある機種は省エネ機能のない機種と比較して、1ヵ月あたり500~800円程度、電気代が安くなります。年間で考えると数千~1万円程度の節約が可能になる計算です。

【省エネ機能の有無による電気代の相場】

省エネ機能月額電気代
なし800~1,200円程度
あり300~800円程度

水道水ウォーターサーバーのなかには、冷温水機能を省いた電源不要モデルもあります。そういった機種であればもちろん電気代は0円です。

・送料やメンテナンス料

多くのメーカーでは、水の送料やメンテナンス料はレンタル料や水代に含んでいます。ただし、北海道や沖縄、離島など、届け先の地域によって送料がかかるケースもあるため注意してください。

メンテナンスについては、基本的にどのウォーターサーバーを選んでも、ユーザー自身による日常の簡単な手入れは必要です。本体内部の清掃やメンテナンスなど、ユーザー自身で行えない部分に関しては、メーカーによって対応が異なります。

2~4年ごとの本体交換や、定期的な訪問メンテナンスが無料のメーカーもあれば、有料となるメーカーもあります。毎月支払うサポート費用に、メンテナンス料が含まれている場合もあります。ウォーターサーバー自体に本体内部のクリーン機能が備わっている機種では、基本的に内部のメンテナンスは不要です。

項目費用
送料0~1,500円程度
メンテナンス費用0~9,000円程度

・購入ノルマ

先述したとおり、宅配水ウォーターサーバーでは、本体の費用や送料・メンテナンス料を水代に上乗せして回収しているケースが多いと考えられます。そのため、水は定期的に購入する必要があり、多くのメーカーで「4週間に2本以上」などの購入ノルマが設定されています。

購入ノルマ以上の水を使用するのであれば問題ありませんが、使用量が少ない場合は水が余ってしまう場合も。また、ノルマが達成できない場合は、別途手数料などが発生するので注意しましょう。

・イレギュラーなコスト

これまでに紹介した費用以外に、以下のような費用がかかることがあります。

初回設置料2,000~9,000円程度
休止費用800~1,000円
解約金3,000~20,000円程度
交換手数料5,000~10,000円程度

契約期間前に解約する際に発生する「解約金」は、1万円を超える金額になるケースもあるので特に注意しましょう。こうした費用については、公式サイトの利用規約やよくある質問に記載されていますので、契約前に確認しておくと安心です。

大岩俊之さん (家電コンサルタント)
お水の使用量が少ないのに購入ノルマがあるウォーターサーバーを選ぶと、ノルマを下回ったときにレンタル料が発生することがあります。契約期間が長い、解約金が高い場合などは、短期間で解約すると高くつきます。目に見えない部分も調べて、総合的に判断しましょう。

ポイント③ デザイン・機能の違い

「フレシャス」のように多様な機種を取りそろえているメーカーも

ウォーターサーバーは、多くのメーカーからさまざまなタイプの機種が出ていますので、比較するとなると大変です。

自分の用途や利用頻度、設置場所をしっかりイメージして、床置き型と卓上型のどちらがいいか、どのようなデザインが部屋に合うか、重視すべき機能はなにかなどをよく検討しましょう。

・床置き型と卓上型

ウォーターサーバーは床に置く背の高い「床置き型」と、キッチンボードなどに置ける「卓上型」があります。キッチン・リビング・仕事部屋・子ども部屋など、どこに設置するつもりなのか、場所に合わせて決めましょう。

ウォーターサーバーの設置には小さくてもA4サイズ程度のスペースが必要です。本体の背面や左右に10~15cm程度の隙間も必要ですし、ボトルを上部に設置する機種であれば、上部に30cm程度のスペースも確保しておいた方がいいでしょう。

十分にスペースがあるのであれば床置き型、あまりスペースがなく何かの上に設置するのであれば卓上型がおすすめです。

・デザイン

最近では、ボトルが隠せるタイプやデザイン性の高いスタイリッシュなウォーターサーバーも増えています。インテリアを邪魔しないおしゃれ家電として、ウォーターサーバーを取り入れている人もいるほどです。置きたい部屋のテイストに合わせてインテリア感覚で選んでみるのもいいでしょう。

・水の補充や交換のしやすさ

宅配型のウォーターサーバーでは、ボトルやパックに入った水を本体にセットして使います。標準的なボトルの容量は12リットルなので、重さは約12kg。ボトルを上部にセットするウォーターサーバーの場合、交換時にボトルを1m以上持ち上げる必要があるため、なかなかの重労働になります。

ボトルを下部に設置する機種や、軽量ボトルや軽量パックを選択できるメーカーもあるので、心配な人は水の交換がしやすいものを選びましょう。

水の補充や交換の違い

・ボトルの違い

一見同じように見えるボトルも、使い捨てタイプ(ワンウェイ方式)と、回収タイプ(リターナブル方式)で違いがあります。

天然水の場合、どのメーカーもワンウェイ方式なので、空になったらペットボトルゴミとして処分できます。RO水の場合は、使い捨てタイプ・回収タイプどちらもありますので、空きボトルを保管しておくスペースがないという場合は、使い捨てを選んだ方がいいでしょう

・機能

ウォーターサーバーによって、機能もさまざまです。主な機能をまとめましたので、自分に必要な機能を兼ね備えている機種を選びましょう。

主な機能概要
チャイルドロック子どもの誤操作を防ぐロック機能
温度設定冷水・温水の温度を数段階で設定できる機能
常温抽出常温の水が抽出できる機能
省エネ・エコモード消費電力を抑える機能
衛生機能本体内部をきれいに保つ機能
コーヒー機能コーヒーメーカーを一体化させた機能

小さな子どもがいる家庭では、チャイルドロック機能は必須の機能です。またコーヒーをよく飲む人であれば、コーヒーメーカーと一体化した機種を選ぶのもいいでしょう。

ほかにも炭酸水を作れたり、常温の水が抽出できたりする機種もあるので、用途に合わせてチェックしてください。

大岩俊之さん (家電コンサルタント)
安さだけではなく、用途に合わせてウォーターサーバーを選ぶといいでしょう。部屋の雰囲気を大切にする人は、デザイン性の高い機種がおすすめです。水(12L)のボトル交換は想像以上に大変なので、軽量ボトルやパックが用意されているメーカーも選択肢に入れましょう。

ウォーターサーバーにまつわるQ&A

ここからはウォーターサーバーに関するさまざまな疑問について回答していきます。

できるだけ安くすませるには?

この記事の「ポイント② 費用」でお伝えしたとおり、自分の利用イメージをしっかり検討し、トータルでかかる月額費用がいくらになるのかを計算して比較することが大事です。水代だけでなくレンタル料、電気代などがかかるので、すべてを合算したものを比較しながら最適なものを選びましょう。

使用量が多い人は、水道水ウォーターサーバーを選んだ方が安くなる可能性が高いです。天然水にこだわりがない場合は、ぜひ検討してみてください。

お得に申し込む方法はある?

メーカー各社でさまざまなキャンペーンを行っています。該当するキャンペーンがあれば、お得に申し込めるので、契約前に適用条件や時期を確認しましょう。

【キャンペーンの例】

キャンペーンの種類特典
新規契約
・ボトル2本プレゼント
・Amazonギフト券プレゼントなど
乗り換え・キャッシュバックなど
子育て世帯向け
・水代の割引
・レンタル料割引など

おしゃれなウォーターサーバーにはどんなものがある?

有名デザイナーが手がけたもの、おしゃれ家電ブランドとコラボしたもの、サイズが超コンパクトなもの、シンプルでミニマルなデザインのものなどさまざまです。

カラーも定番の白以外に、黒、ブラウン、ブルー、ピンクなど豊富。質感もマットなものやメタリック調などあります。

一人暮らしにおすすめのウォーターサーバーは?

一人暮らしでウォーターサーバーをレンタルするのであれば、購入ノルマを確認しましょう。購入ノルマが高めに設定されていると、一人では消費しきれない可能性もあります。あとは部屋のサイズ次第ですが、コンパクトな卓上型やスリムな床置き型もおすすめです。

水交換が心配な人は、軽量タイプやパックタイプなど一人でも簡単に交換できるものが便利でしょう。

炭酸水が出せるウォーターサーバーはある?

選択肢は多くありませんが、ウォーターサーバーに炭酸ガスをセットして炭酸水を出せる機種があります。

通常のウォーターサーバーと炭酸水メーカーを組み合わせて使うこともおすすめです。冷水がすぐに出せるので、作りたいときに炭酸水をすぐに作れます。

コーヒー好きにおすすめなウォーターサーバーは?

フレシャスの「Slat+cafe(スラット+カフェ)」やアクアクララの「AQUA WITH(アクアウィズ」は、コーヒー機能がついたウォーターサーバーとして人気があります。

専用のカプセルをセットしてすぐにおいしいコーヒーが飲めるので、コーヒーを毎朝飲むような人にはうってつけ。Slat+cafeなら市販の豆も利用できるので、豆にこだわりがある人でも問題ありません。

赤ちゃんのミルク作りにおすすめなウォーターサーバーは?

待ち時間なしでお湯が使えるウォーターサーバーは、赤ちゃんのミルク作りにも便利です。赤ちゃんは胃腸の発達が未熟なので、ミネラルがほとんど含まれないピュアウォーター(純水)や軟水が適しています。

ほかに、ミルク作りに最適な70℃のお湯が出せる機種や、チャイルドロックの充実度などを重視して選ぶといいでしょう。

お湯や冷水が出る仕組みは?

ウォーターサーバーの内部には冷水用・温水用の2つのタンクがあり、一定量の冷水や温水をストックしています。そのため冷やしたり温めたりする時間を待つことなく、すぐに使えるのです。加温方法や冷却方法はメーカーによって異なります。

水の安全性は大丈夫?

結論からいいますと、気をつけて正しく使えば問題ありません。水道水と違って宅配される水に塩素は含まれていないので、開封後は2週間程度で使い切りましょう。

また、雑菌の繁殖を防ぐために給水口に触れないこと、定期的に清掃することなど、衛生的に使うことを心がけてください。

目では見えないウォーターサーバーの内部が気になる場合は、衛生機能に注目するといいでしょう。専門スタッフによるメンテナンスサービスを実施しているメーカーもあるので、事前に確認してみてください。

なぜ無料でレンタルできるの?

宅配水ウォーターサーバーの場合、本体の費用を水代に上乗せして回収しているため、無料または低料金でレンタルできる場合もあると考えられます。一見、無料でレンタルできるのであれば得だと考えがちですが、トータルでかかる費用で比較・検討した方がいいでしょう。

ウォーターサーバーとは?専門家が教える初心者向けの選び方まとめ

  • ウォーターサーバーの選び方のポイントは「水の種類」「費用」「デザイン・機能」の違いを知ること
  • 費用は水代やレンタル料だけで比較するのではなく、トータルコストで比較することが大切
  • 用途をしっかりとイメージして、設置場所や水の使用量をシミュレーションし、自分にあったメーカーとウォーターサーバーを見つけよう

※この記事は2021年11月時点の各社公式発表情報を元に作成しています。商品や金額が異なっている場合もございますのでご了承ください。